ヨークシャーテリアは、小さくて可愛いので多頭飼いを希望される方もいらっしゃいます。多頭飼いの注意点をまとめてみました。
1 ワンちゃんの性別を考えましょう
- ヨークシャーテリアは、1頭だとテリアらしい気の強い部分があまり出てきませんが多頭飼いをすると、1歳を過ぎるころからテリアの気の強い面が出て来る可能性があります。
- 同性同士や、去勢、避妊をしていない子は、発情の際のホルモンバランスから(特にメスは)いつもは仲良かった子に対して突然攻撃的になったりします。
- オスとメスでは、メスの方が気が強くなる可能性があります。
- 多頭飼いをする際には、なるべく去勢、避妊をされることをお勧めします。
2 ワンちゃんの順位付けを飼い主さんがしてあげましょう
多頭飼いをされる時は、順位付けを飼い主さんがしっかりしてあげると、ワンちゃん同士で決めなくてもいいのでぶつかることが少なくなります。
- 餌を、順位の上のワンちゃんに先にあげる。
- なでたり抱っこするのも、順位の上のワンちゃんを先にする。
- お散歩も順位の上のワンちゃんを先に行く。一緒に行く場合は、玄関の出入りを順位の上の子を先にする。
など、飼い主さんがワンちゃんに、はっきりした順位が伝わるような接し方をすることが大切になります。
3 ワンちゃん性格をよく考えて飼いましょう
ヨークシャーテリアは、1頭で飼うと甘えん坊で可愛い愛玩犬としての性格が強くでますが、多頭飼いになるとテリアらしい性格が出てくると言われています。
ワンちゃんにも、もって生まれた気質というものがあります。ヨークシャーテリアは、可愛くでもテリアの気質を遺伝子の中に持っています。気の強い子同士の組み合わせだと、子犬の時は仲がよくても、成長に伴い心も成長すると、1歳を過ぎたころからどちらも自分を主張をするようになり、ある日突然ぶつかるようになってしまう可能性があります。
1頭は、相手のワンちゃんに譲ることができる性格の子を選ぶことが大切になります。子犬の時にも大体の性格は予想がつくのでブリーダーや、購入先の方にご相談をされて迎え入れることをお勧めします。
☆ワンポイントアドバイス
ヨークシャーテリアは、イギリス系の血統よりアメリカ系の血統のほうが犬に対してもおおらかで、多頭飼いには向いているように感じます。