仔犬の飼い主さんを試している行動への対応 (ヨークシャーテリアの対応 続き)
前回、仔犬が本能的に飼い主さんを
試している行動についてお話をさせて
頂きました。
今回は、「飼い主さんがワンちゃんについて
逆方向でもついて歩いていくと
飼主さんが、自分についてきたから
自分より弱い人かなと判断して
しまう場合」のヨークシャーテリアの仔犬の
対応についてお話をさせて頂き
たいと思います。
お散歩で、急に立ち止まったり飼い主さんと違う方向に引っ張って行こうとする時の対応(ヨークシャーテリアの対応)
ヨークシャーテリアにお散歩のマナーを
教える時に一番最初に良く理解しておいて
頂きたいことは、ヨークシャーテリアの
仔犬は、とっても小さいということです。
そして、一度嫌な想いをさせてしまうと
嫌なことをいつまでも覚えている
頑固なテリア気質があるということです。
私の経験から、ヨークシャーテリアの仔犬は
立ち止まった時に無理に歩かせようとして
リードを強く引っ張って嫌な想いを
させてしますと、ますます
頑固に歩かなくなってしまいます。
何より、ヨークシャーテリアの仔犬の
小さな体に負担になってしまいます。
一番最初のお散歩の時から、歩くことより
飼い主さんのそばにいるととってもは楽しいと
教えることがとっても大切になります。
途中で止まってしまったり、飼い主さんを
引っ張って歩くようになった時も同じです。
長い距離を歩く必要はありません。
短い距離でいいので、飼い主さんの
足元にいるといいことがあるということを
おやつや、好きな音のするおもちゃなどを
上手に取り入れながら教えていきます。
ここでとっても大切なことは、足元に
来たら心から褒めるということです。
悪いことをしたり、危険なことをした時は
怒る必要がありますが、行動を教える時は
何も悪いことをしていないので、出来たら
直ぐ褒めるを何度も出来るまで繰りかえして
教えていきます。。
大切なポイントは、ちゃんと褒める
ということです。
実は、ワンちゃんのご相談にのっていて
びっくりすることに、この褒めると
いうことがあります。
「わんちゃんを褒めて下さい。」とお願い
した時の飼い主さんの褒め方をみていると
あまりにあっさりしていて、ワンちゃんに
ちゃんと褒められて嬉しいという気持ちを
与えられていない方がとっても多いのです。
ヨークシャーテリアは、「目で会話をする」
と言われるくらい目に表情が出る犬種です。
ちゃんと心から褒めてあげると
目がキラリンと嬉しそうに輝くのが分かります。
そして、単純なヨークシャーテリアは
目がキラリンとなったことも一度覚えて
しまえば繰り返しするようになります。
そうすることで、飼い主さんにワンちゃん
から進んでついて歩くようになります。
飼い主さんのそばについて歩くと
褒められることを教えることで
立ち止まったり、飼い主さんと反対の
方向に歩いていったりすることが
自然に無くなります。
仔犬が飼い主さんに
ついて歩くことが飼い主さんを自分を守って
くれる自分より強い人だと認めたことになります。
実は、お散歩が仔犬に主従関係を教える
とっても楽しく簡単にできる方法になります。