この記事の目次
☆子供のための犬の十戎(じゅっかい)☆
子犬の目が初めて開くとき
きれいな一粒の涙をながします
大好きな
きれいな、きれいな「命の涙」
はじめに・・・
☆私の小さな夢☆
私の小さな夢は
小さな子供たちにも分かる
犬の十戎(じゅっかい)を書いて
紙芝居や本で、読み聞かせをすること
子供たちに命の大切さや
温かい想いを届けることが出来たら
その子供たちが大人になった時には
きっと命に対して温かい世界になっていると思うから・・・
小さな子供にも分かる「犬の十戎」を書いてみました
小さな子供にも分かるかな・・・
分かるといいな・・・
ぼくと神様とのひみつの10のお約束
ぼくは、生まれる前に、お空の上から君をみつけたんだ
そしたらね・・・
どうしても、君に会いたくなって、神様におねがいしてみたんだ
「どうしたら、君のそばにいけますか?」って
そしたらね・・・
神様が、言ったんだ
10このお約束が守れたら、君のそばに行ってもいいよって
大好きな君に神様とのひみつのお約束を、こっそり教えてあげるね
☆ 1つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との1つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との1つ目のお約束はね・・・
君との時間を大切にすごすってことなんだ
ぼくはね、
10年から15年くらいしか生きられないんだって
なぜかっていうとね・・・
命には終わりがあるってことを、
君に教えるためなんだって
君が、ぼくがお空に帰った後も、
君の命の時間を
大切に生きることができるようにって・・・
だから、
ぼくは大好きな君との時間を
大切に大切に過ごしなさいって
君とぼくのひみつだよ
☆ 2つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との2つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との2つ目のお約束はね・・・
君の「心の声」を聞くことなんだって
君は人間で、ぼくは犬だから
君とぼくはね、
考えていることが、すぐにはわかるように
なれないんだって
だから、神様がね
言葉の代わりに、ぼくにプレゼントを
3つくれたんだ
それはね・・・
だれよりも、君の心のわかる鼻と
だれよりも、君の心のわかる耳と
だれよりも、君に大好きってつたえられるしっぽだよ
そして、だれよりも君の心のわかる鼻と耳で、
君の「心の声」を聞いてごらんって・・・
いつもしっぽで、君に「大好き」ってつたえてごらんって・・・
そしたら、うれしいとき、たのしいとき、かなしいとき、
たくさんの君の「心の声」が聞こえてくるからって
そして、君にもぼくの「心の声」が
届くようになるからって
神様がね、「心の声」のことをね
「思いやり」って言うんだよって
君とぼくのひみつだよ
☆ 3つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との3つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との3つ目のお約束はね・・・
どんな時でも、君のことを「信らいする」って
ことなんだって
神様に「信らい」ってわからなくて聞いてみたんだ
そしたらね・・・
うれしい時
たのしい時
とってもかなしい時
とってもつらい時
どんな時でも、大好きな君が、ぼくのそばにいて
ぼくのことを守ってくれるって、信じることなんだよって・・・
そしてね、
どんなことがあっても、君のことを信じることができるように
「まっすぐなきれいな心」を
ぼくに、プレゼントしてくれたんだ
だからね、ぼくもどんな時でも大好きな君のそばにいて、君を信じるよ
君と、ぼくが信じあうことを
「信らい」って言うんだって
ぼくも、君に信じてもらえるなんて
とびっきり、ワクワクするね
君とぼくのひみつだよ
☆ 4つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との4つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との4つめのお約束はね・・・
どんな時も、君のそばにいるってことなんだって
神様がね、君が大きくなると、
ぼくといるより、たのしいことや
お友だちがいっぱいできて
ぼくといっしょにいることが少なくなったり
ぼくが言うことをきかないからって
いっしょにいたくなくなることも
あるかもしれないっていうんだ
だけどね・・・
君が大きくなると、
とてもつらかったり、とてもかなしかったり
君の心がつぶれてしまいそうなこともたくさんあるんだって・・・
もし、君が一人ぼっちになっても
ぼくは、いつもの君の側にいて
君の体をそっと温めてあげなさいって
そしてね、
君を温められる温かい体をプレゼントしてくれたんだ
温かいってとても安心するよね
だから、君もぼくのことを忘れないでね
ぼくは大好きな君といっしょにいられるのが
一番しあわせなんだ
ぼくはどんな時も、どんなことがあっても
君のそばにいて、君のみかただよ
神様がね、
どんなにつらいときもいっしょにいて、
みかたでいてくれる人のことを
「しんゆう」って言うんだって
ぼくは、君のしんゆうだよ
君とぼくのひみつだよ
☆ 5つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との5つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との5つ目のお約束はね・・・
大好きな君といっぱい、いーっぱい
お話をするってことなんだ・・・
ぼくは、言葉がわからないから
神様が、だれよりも君のきもちがわかるきれいな心を
プレゼントしてくれたんだ
だから、
ぼくにいっぱい、いっぱい、いーっぱいお話してね
ぼくは、言葉はわからないけど、君の本当のきもちは
だれよりもわかるんだ
神様がね、
本当に大切なきもちは、言葉じゃなくて
心でお話できるんだよって
だから、大好きってきもちも
言葉がなくてもつたわるんだって
大好きな君とぼくのまっすぐな心で
いっぱい、いーっぱいお話してごらん・・・って
そしてね、
心でお話できることを
「ゆうじょう」っていうんだって
ぼくたち、きっとだれよりもなかよしになれるね
君とぼくのひみつだよ
☆ 6つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との6つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との6つめのお約束はね・・・
君といっしょにいられる「今」を大切にするってことなんだ
なぜってね・・・
ぼくはね、神様とのお約束で
大好きな君といられる時間はとてもみじかいんだ
君が大人になるまで、いっしょにいられるかわからないんだ
だからね、
神様が、君とのどんな時間も「宝物」だよって
そしてね、「今」の君だけが見えるまっすぐな心を
プレゼントしてくれたんだ
だから、ぼくはいつもどんな時も
君に大好きっていっぱい、いーっぱいつたえるんだ
君といっしょにいれてうれしい
君といっしょにいれてしあわせ
君といっしょにいれて楽しい
君がいっしょにいてくれてありがとう
君がだーい好きって
君といっしょにいられる時間は、とっても大切な宝物なんだ
ぼくは君とのどんなことも大切に、大切におぼえているよ
わすれないでね
神様がね、
今、君といっしょにいられる時間のことを
「きせき」っていうんだって
だから、君といっしょにいられる「今」が宝物なんだ
君とぼくのひみつだよ
☆ 7つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との7つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との7つ目のお約束はね・・・
君を傷つけないってことなんだ
神様がね、
もしかしたら、君が大きくなると
ぼくが、言うことを聞かないからって
たたいたり、いじわるをしたくなってしまうことが
あるかもしれないよっていうんだ
でもね、
ぼくは、ぼくのするどい歯で、
大好きな君の手を傷つけたりしてはいけないよって
そしてね
君を守るための「強い心」をプレゼントしてくれたんだ
神様がね、
もし、君にたたかれたら、どんな気持ちになるか考えてごらん
もし、君にいじわるをされたら、どんな気持ちになるか考えてごらんって
ぼく、そんなことされたらとっても悲しくなっちゃうよ
もし、ぼくがぼくのするどい歯で
君を傷つけたら、君はどんな気持ちになるか考えてごらんって
君も、とっても悲しくなっちゃうよね
神様がね、
大切なしんゆうは傷つけるのではなく
守ってあげるものだよって
だからぼくは、大好きな君のことを
傷つけたりしないって決めたんだ
だって、君のことがとっても大切だから
神様がね、
大切なしんゆうを守る強さのことを
「ゆうき」っていうんだって
君とぼくのひみつだよ
☆ 8つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との8つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との8つ目のお約束はね・・・
目には見えない君のやさしい気持ちを
信じるってことなんだ
神様がね、
気持ちには、目に見える気持ちと目に見えない
気持ちがあるんだよって
君たち人間は言葉を話すから、目に見える気持ちを信じて
目に見えない気持ちに気づくのがおそくなってしまうんだって
本当に大切なことは目には見えないんだよって
ぼくは、君が思っているより早く年をとってしまうから
ぼくが、病気でくるしかったり、年をとって弱くなって
何かつらいことや、出来ないことがあっても
つらい気持ちは、目には見えないから
君に、すぐに気づいてもらえないかもしれないよって・・・
君が、ぼくのことを怒ったりするかもしれないよって
ぼく、かなしくて涙がポロンってこぼれたんだ
そしたらね、
神様が、どんなときも君の本当の気持ちがわかる
「やさしい心」をプレゼントしてくれたんだ
だから、大丈夫
ぼくは、君の目には見えない本当の気持ちがちゃんとわかるんだ
どんな時でも、君がぼくのことを大切に思っていてくれているのがわかるんだ
だから、お願い
君も、ぼくの目には見えない本当の気持ちに気づいてね
神様がね、
目には見えない本当の気持ちに気づけることを
「やさしさ」っていうんだよって
君とぼくのひみつだよ
☆ 9つ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との9つ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね。
神様との9つ目のお約束はね・・・
君に、年を取ってもかわらないことがあるんだよって
つたえることなんだ
神様がね、
ぼくの時間は、君の時間よりずっと短いから、
君よりずっとはやく年を取ってしまうんだって
年を取るとね、目や耳もわるくなって、
大好きな君のすがたや声もわからなくなっていくんだって
足が痛かったり、病気で動くのが大変になったりするんだって
ぼくも、だんだんかわいくなくなって
もしかしたら、君がぼくのことをあまり好きでなくなっちゃうかもしれないんだって
ぼく、悲しくてポロポロいっぱい泣いちゃったんだ
そしたら神様がね、
プレゼントのことを思い出してごらんって
ぼくには、だれよりも君の気持ちがわかるやさしい心があるだろうって
ぼくには、君と心でお話できるまっすぐな心があるだろうって
ぼくには、君を信じるきれいな心があるだろうって
ぼくには、君を守る強いゆうきがあるだろうって
本当に大切なものは、体が年をとってもいつまでも、ずっと変わらないんだよって
だから、大丈夫
ぼくの君が大好きって気持ちは、いつまでも変わらないんだ
だから、お願い・・・
君も、ずっとぼくのことを好きでいてね
ぼくが年をとっても、君も変わらないでぼくのお世話をしてね
いつか、君もぼくと同じように年を取ることを忘れないでね
神様がね、
どんなことがあっても、変わらない大好きって心のことを
「愛」っていうんだよって
君とぼくのひみつだよ
☆ 10こ目の神様とのお約束 ☆
大好きな君に、神様との10こ目のひみつのお約束を
こっそり教えてあげるね
神様との10こ目のお約束はね・・・
最後にね、君に「命」の大切さを伝えるってことなんだ
神様がね、
ぼくの時間は、君の時間よりずっと短いから
君が思っているよりあっという間に
ぼくは、年をとってしまうんだよって
もしかしたら、ぼくとのお別れの時に
君が、ぼくが苦しそうで見ていられないって
そばにいてくれなくなっちゃうかもしれないんだって
ぼく、君とのお別れの日のことを考えたら
悲しくて、エンエン涙がとまらなくなっちゃったんだ
そしたらね、神様が
そっとやさしくぼくを抱きしめてくれたんだ
そしてね、
どんな気持ちになるかい?って
ぼく、神様のうでの中が温かくて幸せで、とっても安心して涙がとまったんだ
そしたらね、神様がプレゼントのことを思い出してごらんって
ぼくには、最後まで君の体を温めることができる「温かい体」があるだろうって
ぼくには、最後まで君を守れるきれいな「強い心」があるだろうって
ぼくには、たくさんの君との思い出の「宝物」があるだろうって
だから、もう大丈夫
ぼくは、最後まで君を温めてあげるんだ
君が泣いちゃっても
最後まで、君の涙がとまるように温めてあげるんだ
だから、お願い
君も、ぼくが君とお別れする最後の最後までそばにいてね
どんなお薬や病院よりも、大好きな君の温かい手が
世界中で一番ほっとして幸せになれるんだ
君になでてもらっていたら、きっと最後のお別れもつらくないよ
そして、
ぼくが君のことを「大好き」ってことをずっと忘れないでね
神様がね、
しんぞうが、トクントクンって動いていることを
「命」っていうんだよって
ねえ、命って温かいんだね
命には、終わりがあるから大切なんだね
ぼくが、神様のところに帰っても
君も、「君の命の時間」を大切に大切に過ごしてね
神様がね、
体がなくなっても消えない
君のことを思う
優しくて温かい
きれいな強い光のことを
「愛」っていうんだよって
ぼくから大好きな君への最後のプレゼントだよ
ずっと、大切にしてね
君とぼくとの宝物のひみつだよ
☆ 虹の橋からのお約束 ☆
ぼくが、神様のところへ帰ってから
ぼくは、いつもいつも君のことを思って
なみだがポロポロとまらなくなっちゃったんだ
そしたら、神様がね
プレゼントのことを思い出してごらんって・・・
そんなに泣いていると、君の上に涙の雨がふってしまうよって
また、そっとやさしくぼくのことを抱きしめてくれたんだ
そしてね、
大切な君との大切な思い出の宝物の中には
何が入っているんだい?って
ぼくの一番大好きなものは何だい?って聞いたんだ
ぼくの、君との思い出の宝物の中には
悲しいことより
たくさんの君の笑顔、君のやさしい声、
ぼくをやさしく抱きしめてくれる君の温かい手の温もり、
ぼくのことを大切に守ってくれるたくさんの愛、
ぼくの宝物の中には、きみとの楽しい幸せな思い出がいっぱいだったよ
だから、もう大丈夫
ぼくは、もう泣いてばかりいないよ
だって、君と過ごせた時間はとても幸せだったから・・・
君といっしょにいられた時間は
キラキラかがやいて、楽しい幸せな宝物でいっぱいだったよ
ねえ、君も泣いてばかりいない?
ぼくは、君の笑顔が世界中で一番大好きなんだ
君がぼくのことを思うとき、泣いてばかりいたらぼくも悲しくなっちゃうよ
君のぼくとの思い出の宝物の中には、どんな思い出が入っているの?
楽しい幸せな思い出がいっぱいだといいな
神様がね、
体はなくなって君とはなれても、君を思うきれいな愛の気持ちは
ちゃんと君の所に届くんだって
だって、ぼくは「愛の光」だからって
はなれていても君に届くきれいな愛の光のことを「祈り」っていうんだよって
ぼくは、いつでも君の幸せをねがって光っているよ
君とぼくとの、虹の橋からのひみつだよ
最後に・・・
ワンちゃんとの一緒に過ごせる限られたお時間を
大切に、大切にお過ごしになることを
心より願っております
ラブリーフラワー犬舎